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    (お産の歴史4)最終回 女性ホルモン剤・陣痛促進剤の発明が、産科医によるお産のコントロールをさらに高めた

    前回に引き続き、お産の歴史ですが今回が最終回です。
    1900年以降の発明と、
    それに伴いお産がどのように変わっていったかを書きたいと思います。

    ★女性ホルモン剤の発明★

    以下のようにたくさんの女性ホルモン剤が発明され、使用されましたが、
    毒性が明らかとなり使用禁止になったものも多くあります。

    ・1929年 エストロゲン (使用禁止)
     卵胞ホルモンで、排卵の準備をするホルモン。
     エストロゲンの不足が更年期障害の原因になります。
     日本では1996年に一部例外を除き妊婦への使用を禁止されました。
     アメリカでは1978年に禁止されてますが日本は遅いですね~。

    ・1934年 プロゲステロン
     黄体ホルモンで、子宮内膜を肥厚させ受精卵が着床しやすい状態にします。
     体温を上昇させて妊娠を持続させます。

    ・1938年 DES(ジエチルスチルベストロール) (使用禁止)
     エストロゲン製剤の一種で、「DESの悲劇」とまで言われる薬害で有名。
     1940年代から切迫早産、流産防止剤の薬として使われます。
     膣の癌や子宮機能不全、卵管や卵巣などの異常などが多発したため、
     日本でも1972年に使用が禁止されています。

    ・1940年 hCG(human chorionic gonadotropin 胎盤性性腺刺激ホルモン)
     妊娠中に作られるホルモンです。
     なのでhCGの検出により、早期の妊娠検査ができます。
     性腺を刺激し排卵を促すので、不妊症治療の際にも使われます。
     

    ★陣痛促進剤の発明★


    1953年には、陣痛促進剤として今やとてもポピュラーな
    オキシトシンの構造が特定され、間もなく使われ始めました。

    陣痛促進剤による陣痛誘発です。

    アメリカの多くの病院では、出生時刻が「9時から5時まで」に出産させるように、
    陣痛促進剤を使うそうです。
    赤ちゃんが産道を通過する準備ができているかどうかに関わらず、
    産科医本人の都合で陣痛促進剤が投与されます。

    赤ちゃんが準備できてないのに陣痛促進剤を投与されれば、
    当然お産の異常が起きやすく、
    分娩監視装置が異常を発して、
    結局帝王切開に切り替えられるのです。


    陣痛促進剤のデメリットは、
    未熟児出産に伴う肺結核、発育不良、肉体的傷害、知的障害になりやすくなることです。
    また母親も犠牲者になります。
    帝王切開で産んだ半数の女性は後遺症に苦しみ、
    さらにお産の後遺症で死に至る確率は経膣分娩の26倍にもなるそうです。

    帝王切開では、未熟児でないのに、重い肺障害を起こす危険があるそうです。
    これはなぜかというと、
    経膣分娩では、産道でギュっと締め付けられて産まれるので、
    肺に溜まった体液は口から吐き出されます。
    ところが、帝王切開の場合は締め付けられないため、
    肺に体液が溜まった状態で産まれてくるからのようです。

    実際陣痛促進剤の被害を訴える人達もいます。

    陣痛促進剤による被害を考える会
    http://homepage1.nifty.com/hkr/higai/


    ★1920~1930年 欧米で病院出産が主流に

    このころから、欧米では帝王切開できるように、病院出産へと移行し始め、
    1950年頃にはほとんどが病院出産となります。

    日本では、戦前はほとんど家庭で助産婦の介助によってお産をしていましたが、
    戦後の日本はGHQにより、欧米で主流となった病院出産が持ち込まれて、
    急速に病院出産が増え、今に至っている訳です。


    以上のような歴史により、
    女性の聖域であった出産が男性の手に渡り、
    産科医によるお産のコントロールが増していったというのが分かります。

    数々の発明により、
    女性や赤ちゃんの死亡率が低下したということが、
    病院での出産が主流となった大きな原因でしょうし、
    それにより救われた命もたくさんあると思います。


    ただ、男性がお産に介入してから、
    弊害が起きるようになったとも言えると思います。

    私は男性がお産に介入するのは一般的には好ましくないと思います。
    (勿論、吉村先生や池川先生のような立派な先生方もいます!)

    なぜかというと、
    男性は精神的な面を軽視するため、
    女性の気持ちをサポートするのが下手ですし、
    往々にしてお産をビジネスとして位置づけ、
    金儲けの手段にするからです。


    実際医療は営利行為ですから、
    法の許す範囲で経済効率を上げるために
    陣痛促進剤などで医療介入することもありますし、
    手術がしやすいからと仰向けの難産姿勢でお産をさせます。

    また、日本では医療介入をするほど儲かるシステムになっているので、
    自然分娩するより、帝王切開をする方が医者は儲かります。
    (自然分娩は保険がきかないのに、帝王切開なら保険がきくってどうなんでしょう?)

    お産を金儲けの手段にするのは、圧倒的に男性が多いと思います。

    必要な時はこれまでの医療技術を頼る事は大いに結構ですが、
    基本的には女性の介助による女性のための出産をするのが
    結局は妊婦さんや赤ちゃんにとって好ましいのではないでしょうか。
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