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    (お産)感動的なお産の映画二つが上映開始!

    お久しぶりの日記です。

    先日は大宮でテンつくまんの講演会を聞いてきましたが、
    池川先生の胎内記憶のお話はとても妊婦さんに励みになると思いました。
    前に聞いた時よりずっと進化していて、死生観にまで踏みこんでます。
    子供がどんなかたちで生まれてきても、
    子供はこの世に出る旅を楽しんできているのだから、
    妊婦さんは負い目を感じる必要はないんですね。

    ところで、もうご存知かもしれませんが、お産に関する映画のご紹介です。

    玄牝(げんぴん〕
    http://www.genpin.net/

    吉村医院での生活がテーマのようですが、お産の場面がものすごく感動的でした。こういうお産をしたい!できないけど。

    生まれる
    http://www.umareru.jp/

    両親との関係がうまく行ってなくて親になる不安を抱えたカップル、
    不妊治療しても結局子供を授からなかった女性、
    生まれてきたけど染色体異常だった人とかのドラマです。
    男性の父性を目覚めさせるためにも連れて行くといいと思いますよ。
    途中で出てきた歌がとても感動的。
    たぶんつるの剛士が歌ってたと思う。

    どちらも今日から上映ですよ!始めのうちはプレゼントやスペシャルゲストがあったりします。

    どうか興味を持っていそうな方にもお伝え下さい。


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    (お産)お産のあり方がその後の生き方、死に方につながる 岡野真規代さんのスライドトークショーより その2

    前回に引き続き、岡野さんのスライドトークショーより、
    妊婦さんへの精神的なケアの方法を学んでいこうと思います。

    <不安にさせない説明の仕方>

    お産とはとても精神的な営みです。
    従って妊婦さんには恐れを抱かせないことはとても大切なようです。
    普通の病院では、後々責任問題を追及されないように、
    あらゆるリスクの説明をされるところもあるようですが、
    吉村医院では妊婦さんの心配になるような説明は一切しないそうです。



    <妊婦さん達の交流の場がある>

    昔のような井戸端会議もなくなって、
    今は妊婦が孤独になっています。
    孤独な妊婦は、お産が不安になります。

    しかし吉村医院では、お産の家で妊婦さん達の交流の場があります。

     みんなでいるから楽しい 
    → 妊婦の免疫力が高まる 
    → 妊婦の生命力がつく
    → 赤ちゃんの命も強くなる

    といういい循環が生まれます。


    <妊婦をリラックスさせ、生まれたての赤ちゃんと向き合う工夫>

    ・好きな姿勢で出産できる

    ここでは妊婦さんの好きな姿勢でお産をすることができます。
    天井から捕まるための縄も吊され、お好みでつかまることもできます。
    水中出産だってできるようになっています。
    今ではフリースタイル出産として
    少しずつ知られるようになってきてはいるようですが。

    お産の歴史の日記でも書きましたが、
    分娩台で仰向けの姿勢で重力に逆らって産むことが
    安産に繋がる要素はなく、むしろ弊害が多いんです。

    しかも仰向け出産のきっかけはある男性の権力者の性癖がからむ、
    とんでもない理由です。詳しくはこちら。
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=998653872&owner_id=305406


    ・薄暗い部屋

    また、産婦人科の分娩室のように
    眩しすぎるほどの煌々とした明かりではなく、
    リラックスできるよう、薄暗い明かりです。
    医者でなく妊婦さんの事を気遣った取組みです。

    薄暗い部屋は、生まれてからの赤ちゃんに
    とっても大変メリットがあります。

    ★眩しすぎると、生まれたての赤ちゃんは目を開けられず、
    お母さんを見ることができないのです★

    産まれてすぐの赤ちゃんは、
    まるで別世界から旅をしてきたような不安でいっぱいです。
    なので、すぐにお母さんに抱っこされ、
    お母さんの目をじっと見つめ合うことができたら、
    どれだけ赤ちゃんは安心するでしょうか。

    ★最初の母子の関係を確実に築くためにも、
    明るすぎる部屋は良くないことです★

    ちなみに、生まれたての赤ちゃんは
    視界が30センチしかないそうです。

    抱っこしてるお母さんを見るのにちょうどいい距離です。
    生命ってとても理にかなっているんですね!


    ・出産直後は声をかけたりお母さんの気を散らさない

    また、普通の病院では、出産したら、周りの人が
    「おめでとうございます!」とお母さんに声をかけますよね?

    それも良くない事なんだそうです。これは初耳でした!

    なぜかというと、出産直後は、
    お母さんが赤ちゃんに向き合わせる大切な時間だからです。
    他人が気を散らすことを言ってはいけないんですね。
    これは是非一緒にいる旦那さんも注意したい点ですね。


    ・産まれてすぐに赤ちゃんを抱っこする

    普通の病院でよくある光景は、
    産まれて赤ちゃんが元気よく泣き叫ぶと、
    「とっても元気な赤ちゃんですね!」とよく言いませんか?

    けどこれは、いきなり別世界に出てきて
    怖くて仕方ないから泣いているのですから、
    すぐにお母さんが抱っこしてあげるべきサインです。

    事実、お母さんが抱っこしてあげると、
    泣きやむ赤ちゃんも多いということです。

    これはカンガルーケアとして普及はしているようで、
    病院でも取り入れている所も多いとか。


    <痛いけど気持ちいい出産>

    不必要な医療介入なく、
    たっぷり運動して生命力のある妊婦が自然に出産する場合、
    痛くても気持ちがよくて、
    出産直後に、お母さんがまるで仏のように、
    恍惚とした表情をするということが、
    スライドの写真でとてもよく分かりました。

    通常は、陣痛で痛くても、脳内ホルモンのお陰で、
    陣痛の間に気持ちいい時間があるものです。

    しかし陣痛促進剤を使うと、出口の準備がまだの時に
    強引に赤ちゃんを通そうとしますから、
    当然痛いだけの出産になりがちです。


    最後に、岡野さんのメッセージをお伝えします。


    ★お母さんの生き様が、赤ちゃんの生き方に大きく影響する★

    ということです。

    死を覚悟すると生が輝く!

    お産に関しても、これは言えることだと思います。

    ★生が輝いている両親の赤ちゃんの生もまた輝く★

    そう思います。従って、

    子供を産む前の若い世代の生が輝いていることが
    とても大切だと思うんです。


    ★お産は人生の大計★

    お産の善し悪しはその後すべての人生に影響します。

    お産は不登校、非行、引きこもりなどの教育問題をはじめ、
    殺人、自殺などの社会問題の原点でもあります。

    それは幸せな家族、充実した老後の原点です。

    そして国力の源です。


    子供を持ってないのに、隠し子がいるのかと疑われても、
    なぜこれほどまでに私がお産にこだわるのかは、
    それがあらゆる不幸の根源だと思うからです。

    これからお産を迎える若い人達にいかにして伝えていくか、
    今それを考えているところです。
    何かアイデアがありましたら是非御願いします。

    (お産)お産のあり方がその後の生き方、死に方につながる 岡野真規代さんのスライドトークショーより その1 

    昨年12月23日の岡野真規代さんのスライドトークショーは、
    一度こちらの日記で紹介しましたが、
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1033712267&owner_id=305406
    伝えきれなかったことを紹介します。

    岡野真規代さんは、吉村医院で5年間助産師長として勤め、
    約3000人の命を取り上げた方です。

    「気持ち良かった。また産みたいっ!」
    「出産して人生が変わった」
    出産した女性だけでなく、そのパートナーまでもが、
    お産を通して人生を見つめ直すきっかけをつかめるのはなぜか?

    なぜ吉村医院では仮死で産まれたり、早産が少ないのか?

    その謎を知るために以前から岡野さんの講演を聴きたかったのですが、
    なんと私の家から至近距離でスライドトークショーがあったのです!

    しかも、たまたま席が私の真ん前で、
    岡野さんと握手、名刺交換だけでなく、
    ハグまでできちゃった!
    しかもお産の大切さを広げる活動を是非一緒に協力してやりましょう!
    とまで言って頂けました!
    もうクリスマスのことなんて吹っ飛ぶくらい本当に幸せな一日でした!

    ではその内容を紹介しますね。


    今やホテル並、フランス料理、ブランド物のお土産付きのお産も
    選択可能な時代です。

    しかしどんなお産が一番いいのでしょうか?

    料理やお土産やホテル並み内装で誤魔化されるより、
    女性として大切にして扱ってくれるお産が
    一番いいのではないでしょうか。

    ではどんなお産が妊婦さんや赤ちゃんにとって幸せなものなのでしょう?

    現代は、妊婦さんにとって気の毒な事情がたくさんあります。

    妊婦さん達の交流の場も限られ、孤独になりやすいですし、
    お産経験者から教えてくれることも少なく、お産に不安を抱いてます。
    また難産が多く、未熟児は今や10%と先進国では異常に高い割合です。

    昔は、お産は辛いけど幸せで
    子供が可愛くて仕方ないというお母さんが多かったのに、
    なぜ今では痛くてたまらないお産はもうこりごり、という
    お母さんが多いのでしょう?

    簡単に言うと、先生はこう言っています。

    ★楽で便利な生活をするから、一人で産むことができなくなる★

    私も耳が痛いです。

    もう少し詳しくは、こうなります。

    <たくさんの運動をする>

    ★お産には、妊婦の生命力が一番大事!★

    お産の家では妊婦さんがたくさん運動をします。
    スクワットや薪割りをするのですが、
    1000回もスクワット出来るようになった妊婦さんもいたとか!

    これも、重たい物を持ってはいけない、階段の上り下りもダメ!
    と指導するほどの安静神話で支配される産婦人科の考え方と正反対です。

    薪割りは体の左右のずれをなくし、腰痛の軽減にもなるそうです。

    また、時々妊婦ピクニックもするそうです。
    自然豊かな場所で運動すると、妊婦さんが明るい表情になるそうです。

    今やお産を終えた方々も参加するようで、
    これからお産を迎える方に経験談を話す貴重な場にもなっているとか。


    <食事は和食の粗食>

    また、お産の家では、食べ物も気をつけていて、
    江戸時代のように、
    かまどでご飯を炊いて、
    和食の粗食を、食べるそうです。

    長くなりますので次回はこれまた非常に大切な、
    精神的な工夫を見ていきます。

    (お産、環境)遂に地球交響曲第五番を見ました!龍村監督のお話も聞けちゃった!


    今日は数年来待望の、地球交響曲(ガイアシンフォニー)第五番
    という映画を見てきました!

    この映画の監督さんである龍村仁さんともお話出来ました!
    それは興奮のひとときでした。

    ガイアシンフォニーは
    よくクラッシックのコンサートかと間違われるそうですが、
    これは映画です!
    http://www.gaiasymphony.com/

    この映画のメッセージとは、
    「すべての存在は時空を越えて繋がっている」
    というものです。

    ちょうど私が数年前に書いた、「本当の自分とは?」という図と
    同じようなメッセージでしたので、大変共感し、ずっと見たかったんです。
    http://plaza.rakuten.co.jp/okanemochi/7000

    この映画は見所がとても多かったのですが、最も感動的だったのは、
    私の大ファンの産科医の一人である、大野先生のところで、
    龍村監督の奥さんが子供を出産されるシーンです。

    赤ちゃんの頭が出てきて、暫くして体が出てくる瞬間

    そしてへその緒が繋がったまま
    抱っこして赤ちゃんを安心させます。

    それはそれは感動的です!

    大野先生も、そして映画の後の講演会で龍村監督もおっしゃってましたが、
    リスクの少ないお産のためには、
    とにかく毎日体を動かすことが大切だそうです。

    これは多くの産婦人科が未だに安静神話に囚われていて、
    階段の上り下りや、重たい物を持たせない指導方法と
    正反対です。

    しかし生命力こそが最も大切と直感的に分かれば、
    適切に体を動かすことが大事だとは簡単に想像がつくかと思います。

    (以前の日記で、お前なんぞの素人よりも、
    お医者さんの言うとおり安静にした方がいいに決まっている!と
    随分と反論されたりしましたが)

    ここの医院では、陣痛が来ても、医院から片道3キロあるピザ屋に行って
    帰って来させるという取組みをしている場面も紹介されていました。

    陣痛が一定の間隔で押し寄せますので、
    そのたびに立ち止まって痛みをこらえます。
    そして痛みのないときにさっさと歩きます。

    そして無事ピザ屋に着いて、ピザを食べるのですが、
    旦那さんである龍村監督はその時の奥さんの態度にびっくりしたそうです。

    もの凄く美味しそうに食べるんだそうです!

    これは、子供が生まれる前の妊婦さんは、
    最も五感の感度が高くなっているようで、
    これも、産まれてくる子供を守るための摂理なんだとか。

    生命の神秘って素晴らしいですよね!


    そして面白い話がありました。

    ピザ屋に無事行けたものの、
    陣痛の間隔は次第に短くなってきてます。
    奥さんご自身より、龍村監督の方がハラハラドキドキだったそうです。

    今にも産まれるのではないかと心配で監督の方から、
    ピザを食べ終わると、「もう帰ろう!」と急かしたのに、
    なんと、奥さんは「デザートまで注文しおった!」そうな。

    五感が鋭くなって食事がいつになく美味しかったんでしょうね。

    そして帰って2時間後、大変な安産で産まれたそうです。

    その娘さんと奥さんも今日は見えてました!
    映画でも赤ちゃんが出てましたが、
    それは仏のようなお顔をしてましたよ!

    いや~、とってもいいものを見せていただき感激でした。

    やはり生命力こそがお産に最も大切な事なんですね!

    次回は第六番の上映会を逗子で行うようです。

    詳しくはこちらにあるようです。
    http://www.tt-happy.net

    価値観の合う方々とお会いできて、幸せな一日でした!

    死を覚悟してこそ、生が輝く2 無脳児を授かった妊婦さんのお話 

    メリークリスマス! 素晴らしい一日でしたか?

    今日は前回と同じく、死を覚悟してこそ、生が輝く
    という別のお話をしたいと思います。
    23日はレインボークリスマス~地球に希望の虹をかけよう
    というイベントで、助産師の岡野真規代(まきよ)さんから聞いたお話です。


    お産には時に予想できないような事が起こります。
    今回は、無脳児を授かった妊婦さんのお話です。

    妊娠した当初は全く問題なく順調に進んでいたのですが、
    ある超音波検査にて、頭の部分が全くない無脳児であることが突然判明します。

    無脳児の場合、頭がないので自分で呼吸をすることができません。
    従って、生まれてから十数時間の命なのです。

    普通の病院では、このような場合中絶を強いられます。

    しかしこの妊婦さんは、せっかく授かった命には変わらないし、
    生後十数時間の命であっても、普通に私の子供として産みたい!と
    普通の出産を希望されたのです。

    これは人間として、当然の気持ちだと思います。
    たとえ短くても、生を全うして欲しいというのは
    どんな親でも同じはずです。

    しかし悲しいことに、普通の病院ではこのような出産は
    とても相手にしてもらえないのです。
    それでその妊婦さんは吉村医院に駆け込んできたのですが、
    吉村先生は、よし、やってみようと引き受けてくれました。

    幸いその後の経過は順調で、無事出産を迎えることができました。
    生まれてから、赤ちゃんは家族みんなに祝福され、抱きしめられました。

    赤ちゃんもへその尾がつながっている間は呼吸できるのですが、
    へその尾からの酸素供給がなくなり、へその尾を切ると、
    赤ちゃんは天国に戻っていきました。

    12時間の命でした。

    とても短い命でしたが、家族のみんなから愛された一生でした。
    そして、家族のみんなにとっても、
    一生忘れられないる思い出となったでしょう。


    短い命であるからこそ、死と隣り合わせの生であるからこそ、
    その生が輝くのではないでしょうか?

    その妊婦さんにとっては、頭があろうとなかろうと、
    同じように愛しくてたまらない子供のはずです。

    中絶してまるで機械的に処置されるより、
    たとえ短い時間であっても、家族として生を授かったことを祝福し、
    出来る限りの愛情を与えられた方が、
    妊婦さんや家族にとって
    どれだけかけがえのない思い出となることでしょう?

    そして短い時間であっても、愛する赤ちゃんの生と死を経験した家族にとって、
    生を輝かせることがいかに素晴らしく大切なことかが
    痛いほど身に浸みたのではないでしょうか?

    ★死を覚悟してこそ、生が輝く★

    妊婦さんや家族にとって、
    その後の生き方に大きな影響を与えてくれたことと思います。

    (お産の歴史4)最終回 女性ホルモン剤・陣痛促進剤の発明が、産科医によるお産のコントロールをさらに高めた

    前回に引き続き、お産の歴史ですが今回が最終回です。
    1900年以降の発明と、
    それに伴いお産がどのように変わっていったかを書きたいと思います。

    ★女性ホルモン剤の発明★

    以下のようにたくさんの女性ホルモン剤が発明され、使用されましたが、
    毒性が明らかとなり使用禁止になったものも多くあります。

    ・1929年 エストロゲン (使用禁止)
     卵胞ホルモンで、排卵の準備をするホルモン。
     エストロゲンの不足が更年期障害の原因になります。
     日本では1996年に一部例外を除き妊婦への使用を禁止されました。
     アメリカでは1978年に禁止されてますが日本は遅いですね~。

    ・1934年 プロゲステロン
     黄体ホルモンで、子宮内膜を肥厚させ受精卵が着床しやすい状態にします。
     体温を上昇させて妊娠を持続させます。

    ・1938年 DES(ジエチルスチルベストロール) (使用禁止)
     エストロゲン製剤の一種で、「DESの悲劇」とまで言われる薬害で有名。
     1940年代から切迫早産、流産防止剤の薬として使われます。
     膣の癌や子宮機能不全、卵管や卵巣などの異常などが多発したため、
     日本でも1972年に使用が禁止されています。

    ・1940年 hCG(human chorionic gonadotropin 胎盤性性腺刺激ホルモン)
     妊娠中に作られるホルモンです。
     なのでhCGの検出により、早期の妊娠検査ができます。
     性腺を刺激し排卵を促すので、不妊症治療の際にも使われます。
     

    ★陣痛促進剤の発明★


    1953年には、陣痛促進剤として今やとてもポピュラーな
    オキシトシンの構造が特定され、間もなく使われ始めました。

    陣痛促進剤による陣痛誘発です。

    アメリカの多くの病院では、出生時刻が「9時から5時まで」に出産させるように、
    陣痛促進剤を使うそうです。
    赤ちゃんが産道を通過する準備ができているかどうかに関わらず、
    産科医本人の都合で陣痛促進剤が投与されます。

    赤ちゃんが準備できてないのに陣痛促進剤を投与されれば、
    当然お産の異常が起きやすく、
    分娩監視装置が異常を発して、
    結局帝王切開に切り替えられるのです。


    陣痛促進剤のデメリットは、
    未熟児出産に伴う肺結核、発育不良、肉体的傷害、知的障害になりやすくなることです。
    また母親も犠牲者になります。
    帝王切開で産んだ半数の女性は後遺症に苦しみ、
    さらにお産の後遺症で死に至る確率は経膣分娩の26倍にもなるそうです。

    帝王切開では、未熟児でないのに、重い肺障害を起こす危険があるそうです。
    これはなぜかというと、
    経膣分娩では、産道でギュっと締め付けられて産まれるので、
    肺に溜まった体液は口から吐き出されます。
    ところが、帝王切開の場合は締め付けられないため、
    肺に体液が溜まった状態で産まれてくるからのようです。

    実際陣痛促進剤の被害を訴える人達もいます。

    陣痛促進剤による被害を考える会
    http://homepage1.nifty.com/hkr/higai/


    ★1920~1930年 欧米で病院出産が主流に

    このころから、欧米では帝王切開できるように、病院出産へと移行し始め、
    1950年頃にはほとんどが病院出産となります。

    日本では、戦前はほとんど家庭で助産婦の介助によってお産をしていましたが、
    戦後の日本はGHQにより、欧米で主流となった病院出産が持ち込まれて、
    急速に病院出産が増え、今に至っている訳です。


    以上のような歴史により、
    女性の聖域であった出産が男性の手に渡り、
    産科医によるお産のコントロールが増していったというのが分かります。

    数々の発明により、
    女性や赤ちゃんの死亡率が低下したということが、
    病院での出産が主流となった大きな原因でしょうし、
    それにより救われた命もたくさんあると思います。


    ただ、男性がお産に介入してから、
    弊害が起きるようになったとも言えると思います。

    私は男性がお産に介入するのは一般的には好ましくないと思います。
    (勿論、吉村先生や池川先生のような立派な先生方もいます!)

    なぜかというと、
    男性は精神的な面を軽視するため、
    女性の気持ちをサポートするのが下手ですし、
    往々にしてお産をビジネスとして位置づけ、
    金儲けの手段にするからです。


    実際医療は営利行為ですから、
    法の許す範囲で経済効率を上げるために
    陣痛促進剤などで医療介入することもありますし、
    手術がしやすいからと仰向けの難産姿勢でお産をさせます。

    また、日本では医療介入をするほど儲かるシステムになっているので、
    自然分娩するより、帝王切開をする方が医者は儲かります。
    (自然分娩は保険がきかないのに、帝王切開なら保険がきくってどうなんでしょう?)

    お産を金儲けの手段にするのは、圧倒的に男性が多いと思います。

    必要な時はこれまでの医療技術を頼る事は大いに結構ですが、
    基本的には女性の介助による女性のための出産をするのが
    結局は妊婦さんや赤ちゃんにとって好ましいのではないでしょうか。

    (お産の歴史3)麻酔と消毒液の発明が、帝王切開を可能にした!

    前回が随分と前になってしまいましたが、
    お産の歴史を追っていましたのでその続きです。
    初めての方は、面白いと思うので、前回と前々回を是非読んでください。

    (お産)病院出産で仰向けの不自然な姿勢で出産するようになった歴史は、ルイ14世の性癖が起源だった!
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=998653872&owner_id=305406


    (お産)病院出産で仰向けの不自然な姿勢で出産するようになったもう一つの理由は、ある画期的発明が起源だった!
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=999656143&owner_id=305406

    これまでは、★産科鉗子の発明と、ルイ14世の性癖と国家権力によって、
     仰向けのお産と、男性による医療行為としてのお産の歴史が始まった★

    という、現代の産科医でよくあるお産のスタイルが確立された
    きっかけとなったことを書きました。

    今回はその後の発明と、
    それによるお産事情の変化を追っていきたいと思います。

    ★1847年 麻酔の発明★

    次の発明は麻酔でした。
    1847年、クロロホルムとエーテルが
    麻酔薬として使われ始めました。

    (クロロホルムのような塩素系有機溶剤は毒性が強いです。
    ダイオキシンも塩素系でご存じの通りの恐るべき毒性です。
    化学実験の時、ゴキブリにちょっとかけるだけで瞬時にお陀仏でした。

    話が逸れました。
    妊婦を麻酔させると、妊婦は息むこともできず、
    自力で子どもを産むことはできません。
    完全に産科医がお産をコントロールできます。

    女性が痛みに無感覚になり、
    陣痛が有効に働かない状態では
    それが原因で産科鉗子やその他の医療処置を施す可能性が増え、
    女性の体が傷つくきやすくなるでしょう。

    ★1870年代 消毒液の発明★

    この頃やっと、消毒液で手を洗うことが
    感染の予防に有効であることが分かりました。

    ハンガリー出身のゼンメルワイスという産科医が、
    手洗いをしない医者に高死亡率の原因があると訴えました。
    彼は愚か者扱いされ、精神病院に運ばれる悲運の人でした。
    (いつもいい人は迫害を受けますよね~)

    しかし、彼の訴え通り、産科医が手洗いをするようになると、
    母親と赤ちゃんの死亡率は激減していったんだそうです。


    ★帝王切開★

    次に帝王切開です。

    麻酔と消毒液の発明が、帝王切開を可能としたのです。

    確かに帝王切開によって、
    難産の時、母子共に救う道が開けたというのは、
    画期的なことだと思います。

    しかし濫用はいけません。

    分娩監視装置が異常を知らせば、
    急いで妊婦にメスを入れ、帝王切開で胎児を取り出すのです。

    アメリカでは、この分娩監視装置を使うようになって、
    従来の聴診器を使う方法に比べて、
    3倍から4倍もの確率で帝王切開が行われるようになったそうです。
    日本でも恐らく同じ傾向があるでしょう。


    まだまだ話は続きますが、長くなりますのでまた次回にします!

    (お産の歴史2)病院出産で仰向けの不自然な姿勢で出産するようになったもう一つの理由は、ある画期的発明が起源だった!

    前回に引き続き、仰向けの不自然な姿勢でお産をするようになった
    歴史について考えています。

    初めての方は前回の日記から読んでください。
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=998653872&owner_id=305406

    前回は、理由の一つである、ルイ14世の性癖が関係しているという、
    とんでもない経緯について書きました。

    しかしいくら国家権力と言っても、
    難産になりやすい姿勢でお産をしろと言われても
    女性は納得しないはずです。

    実は女性のハートを射止めた、もう一つの理由があるんです。
    それは、ある人の画期的な発明が絡んでいます。

    1588年に、イギリスのチェンバレンという床屋外科医が、
    金属製のサラダバーみたいな産科鉗子(かんし)を発明したんです。

    ちなみに当時は床屋さんが外科医を兼ねてたというからびっくり!
    ハサミと髭剃りを使うからかな~。
    当時のお医者さんは薬の処方だけだったそう。

    産科鉗子とは、赤ちゃんの頭をはさんで、
    子宮から引き出す医療器具で、今でも使われています。
    絵など詳しく知りたいならこちらなどをどうぞ。
    http://www.jsog.or.jp/PDF/54/5407-186.pdf

    これがなぜ画期的だったかというと、
    この発明によって、
    それまで産道をどうしても出てこれなかった赤ちゃんが
    助かるようになったからです。

    当時女性の約1%はお産で亡くなっていました。
    命がけの営みだったんです。
    そんな時代、産科鉗子のお陰で、
    難産の母親や赤ちゃんが救われるようになりました。
    これが女性に支持される最大の理由だったと思います。

    チェンバレンは、
    産科鉗子を使って赤ちゃんを取り出しやすいように、
    妊婦を高いテーブルの上に仰向けで横にさせ、
    足を広げさせたんです。

    ちなみに、このチェンバレンという人、
    お産の部屋には誰も入れないで、
    妊婦に目隠しをして、下半身にカバーをかぶせて
    誰からも秘密にして産科鉗子を使ったそうで、
    子々孫々裕福な暮らしをしたそうです。
    この発明が他人の知るところとなったのは、
    なんと19世紀になってから!
    どんだけ富を蓄えたんでしょうね!

    産科鉗子のお陰で、難産の妊婦が救われたため、
    急速に広まったらしく、
    それが今にも至る、分娩台に仰向けになってお産をするスタイルが
    生まれたきっかけだったんです。


    以上、長くなってしまいましたが、

    ★産科鉗子の発明と、ルイ14世の国家権力によって、
     仰向けのお産の歴史が始まった★

    と言っていいのではないでしょうか?


    しかし、ちなみに、この男性によるお産の介入で、
    妊婦の死亡率が少なくなったかというと、必ずしもそうでないんです。

    男性たる産科医は、なんと手を洗ってなかったというのです!
    他の外科の手術をして、そのままの手で産科医もしていたようです。
    なので感染によって母子の死亡率は逆に急上昇しました。
    当時は消毒の重要性は分かってなかったのです。
    悲しいことに、それが19世紀あたりまで続くのです。


    確かに産科鉗子の発明は難産に対する救世主だったことでしょう。

    しかし、この産科鉗子の導入をきっかけとして、
    お産の歴史は大きな転換を迎えてしまうのです。

    ・お産が「医療行為」となり、
    妊婦を手術が必要な治療の対象に仕立てました。

    ・男性によるお産の介入が始まりました。
     (男性の産科医は、女性の聖域だったお産という仕事を
     助産婦から奪うことに成功し、産科医の権力が増したのです)


    そしてその後もお産は、ますます医療により介入されていきます。
    本当は妊婦が主人公なのに、
    産科医によりますますお産がコントロールされていき、
    産科医の権力はさらに強大になっていくのです。

    まさに、妊婦はただのまな板の鯉状態になっていきます。

    次回はその後のお産の歴史について追ってみたいと思います!

    (お産の歴史1)病院出産で仰向けの不自然な姿勢で出産するようになった歴史は、ルイ14世の性癖が起源だった!

    アメリカでは「民衆のための医者」として親しまれた小児科医である、
    ロバート・メンデルソン氏の著書
    「それでも医者にお産をまかせますか?」という本を読みました。

    この本は読みやすいのに現代医療の矛盾を端的に述べている
    とてもいい本でしたのでお勧めします!

    そこで一番衝撃的だったのは、
    お産の体位がルイ14世と関係があったという話です!

    欧米はもちろん、日本でも戦後のアメリカのGHQによる統治の頃、
    欧米式の病院出産に変えられましたので、
    今でも分娩台に仰向けの姿勢でお産をするのが主流ですよね。

    しかし私にはこれがどうしても理解できなかったんです。

    なぜこんな屈辱的な、しかも不自然な姿勢で産まなきゃならないのか?
    ということがです。

    なぜ不自然かというと、仰向けに寝た状態では、
    赤ちゃんは重力に逆らって上方に向かって生まれないといけません。

    直感的に考えても難産になりやすい姿勢です。

    お産の不幸の原因が、この仰向けの姿勢にもあるのではないかと疑っていたんです。

    やはり仰向けの姿勢はデメリットが大きいんです。
    胎児の体重で動脈を圧迫するので、
    胎児への酸素供給も不足して危険なんです。

    そしてこの本によりようやくその謎が解けました!
    それが驚くべき事実なんですよ。


    簡単に答えを言ってしまうと、

    ★男性によるお産の介入と同時に
    仰向けの姿勢での出産が普及した★

    ということなんです。

    昔は、お産は女性の聖域で、男性はかかわらなかったんです。
    その頃は、ヨーロッパでも、
    分娩椅子を使って、座ってお産をしてました。

    これは他の多くの民族と類似しています。
    この姿勢は、重力を活用してお産ができるので、
    お産が楽に出来るんです。


    それが中世の頃、男性によるお産の介入が始まるんです。
    その頃から、高いテーブルの上で仰向けで生むようになります。

    なぜ男性の産婆はそのような姿勢に変えたのでしょう?

    あそこが見やすいから?
    その通りなんです。

    2つ理由があるんですが、
    その一つめはルイ14世の性癖なんです。

    どういう事かというと、ルイ14世(1638-1715)は、
    お産をする様子をカーテンのうしろから
    密かにのぞき見るのが好きだったんですが、
    見えにくくて欲求不満になったそうな。

    そんな彼は、男性の産婆に命じます。
    「もっとあそこが見えるよう、妊婦を高いテーブルに仰向けで寝かせ、
    両膝を立てて足を大きく開かせい!」

    ルイ14世は、国家権力を使って、
    この愚劣な仰向けの姿勢を奨励したのでした。

    彼は「世は満足じゃ!」とご満悦だったでしょうね。


    ただ、それだけでは女性の賛同を得ることはありませんし、
    こんな不自然な体位は広まりません。


    そこでもう一つ重要な理由があるんです。
    女性のハートを虜にした理由です。
    長くなりますのでそれは明日にしようと思います。

    (お産)リスクの少ない出産は助産師による出産をもっと見直しては?

    今回も引き続き、お産にまつわる医療介入のことについて
    考えていきます。

    <陣痛促進剤の投与について>

    陣痛が遅れたり弱くなったりしても然るべき理由があるのだから
    待つのが本当は一番いい方法なのに、
    陣痛促進剤で予定通りの出産を勧めることが多くないでしょうか?
    日本の病院出産では陣痛促進剤を使うのは完全な慣習になっているようです。

    事実、病院出産の場合、週末や夜間の出産件数が大幅に少なくなっています。
    助産師による出産では曜日や時間帯に大きな傾向はないのにです。

    つまり、出産のタイミングを平日の昼間にするよう
    コントロールしているらしいことが、
    「病院出産が子どもをおかしくする」に載っているデータで分かります。

    (産科医不足なので仕方ないという側面もありますし、
    夜はゆっくりしたいという産科医の個人的ニーズもあるでしょうし、
    経済合理性を追求する必要もあるでしょうから、
    そのままこの行為を否定することはできませんが)

    陣痛促進剤はホルモンで非常に強力なため、
    過強陣痛や強直生子宮収縮のため、胎児仮死、子宮破裂
    などが起ることもあるそうですし、
    母体から自然に分泌する愛情ホルモンであるオキシトシンには
    適切な鎮痛作用があり、それが分娩を楽にするのに、
    人工オキシトシンである陣痛促進剤を注入されると、
    ホルモンバランスが崩れ、過強陣痛や過剰な子宮収縮の襲われ、
    猛烈な痛みを引き起こし、苦しいお産になってしまうようです。

    そうしてお産が苦しくなると、今度は痛みを緩和するため、
    麻酔などの薬剤の使用を招き、薬物の影響を受けた新生児、
    そして疲労した産婦をつくりだす可能性があります。

    そしてあまりに促進剤を使って計画通り出産しようとして、
    胎児に心拍数異常が見られると、
    防衛措置として緊急帝王切開を行う可能性が強まります。

    最近、お産は痛いだけという女性が多いのも、
    この陣痛促進剤の投与によるものではないかと私は疑っています。


    <乳児死亡率の低下は、病院出産だから成し得たとという意見について>

    確かにリスクの高い出産の場合は、そのような事実もあるんだと思います。
    しかしながら、乳児死亡率の低下は、
    病院出産よりもさらに大きな要因がありそうです。

    その証拠に、病院出産になる戦後より前から乳児死亡率は低下してますし、
    ワーグナー氏はこのように言っています。

    「産科医は、世界で最も乳児死亡率の低い日本は、
    最新の高度医療技術による産科介入のおかげだと言って
    自分たちの手柄にしようとした。
    しかし、最大の原因は、社会の進歩により、貧困を撲滅し、
    住環境と家庭の栄養状態を改善したからであり、また、
    日本の夫婦が家族計画を活用して、
    多産の女性や極端に若年または高齢で出産する女性の数を減らしたからである。

    さらに、乳児死亡率を低める上で医学的ケアが寄与したとしても、
    それは高度な産科医療ではなく、
    抗生物質や安全な輸血といった基礎医学の進歩によるものである。」

    おそらく、基礎医学の進歩や貧困による栄養失調など栄養状態の改善、
    そして衛生状態の改善が大きく寄与したんでしょう。


    <欧米では助産師による出産が増加>

    ヨーロッパでは、助産師が介助する自然出産が主流で、
    オランダは、3割が助産師に介助されて自宅出産するそうな!
    希望者を入れるとなんと6割!
    3分の2は医師の介入なしで産んでいるそうです。
    スウェーデンやノルウェーではなんと4分の3が
    助産師の立ち会いのみでの分娩しているんだとか。

    このような国では、乳児死亡率が高いのかというと、
    ほとんど変わらないようなのです。

    これだけ助産師による出産が普及するということは、
    リスクを低くする予防的な措置が徹底的に取られている事でしょう。
    一度北欧のお産事情も調べてみたいですね~

    <リスクの少ない出産は助産師による出産の方が安全?>

    アメリカの統計では、正常分娩した例だけを取ると、
    助産師が扱った出産は、病院出産で扱った出産に比べ、

    1.新生児死亡率は33%低い
    2.生後一年以内の乳児死亡率は、19%低い
    3.低出生体重児の出産率は、31%低い
    4.出生児の平均体重は、37グラム多い。

    それはある意味当たり前かも知れません。
    分娩台に固定されたり、薬の投与が少ない分、
    赤ちゃんはより健全に成長するでしょうから。


    現代の病院出産は医療介入がつきもので、
    無処置の自然分娩はほぼ不可能と言ってもいいかもしれません。

    健康でリスクの低い出産の場合、
    助産師の方が安全と言っていいのではないでしょうか?

    勿論いざというとき医療手段が取れるということなどが前提です。

    そして、リスクの少ないお産を多くすることで、
    産科医の負担を軽減し、医療費を軽減し、
    より多くの健康的な赤ちゃんが生まれ、
    家庭に幸せをもたらし、
    ひいては、より幸せな社会になるのではないでしょうか?

    ★幸せな出産は幸せな社会の原点★

    と言えないでしょうか?

    (お産)なぜ過度の医療介入が赤ちゃんの脳障害を生み出しているのか? 

    前回、過度の医療介入がどうも赤ちゃんの脳障害を生み出している
    という事を書きましたが、今回はその根拠を探ります。

    「病院出産が子どもをおかしくする」によると、

    ★出産時に胎児の酸素が欠乏したときに脳の障害を引き起こす★

    ようなのです。

    低酸素傷害を受けやすいのは、脳梁や線条体など。
    自閉症、注意欠陥、多動性障害、精神遅滞の子供は脳梁が縮小しているそうです。

    脳梁は左右の脳を繋げる部位で、損傷すると
    知的機能低下、失語症、意識障害などが起きるようですし、

    線条体は運動機能や意志決定に関わる部位ですから、
    それもあり得る話だと思います。

    男性は脳梁が小さいため、特に損傷に弱いようです。
    確かにADHDや知的障害は男性に多いような気がします。


    では胎児の酸素欠乏を引き起こす要因は何かというと、

    1.分娩前の投薬
    2.分娩児の麻酔
    3.鉗子、吸引器による分娩
    4.帝王切開
    5.陣痛促進剤
    6.仰臥位の分娩
    7.分娩監視装置による動作束縛
    8,へその緒の早期切断
    (生まれたての時はまだへその緒から酸素供給があるため)
    (マジカルチャイルド育児法)

    これらを見てると、
    医療介入による薬の投与や手術は、胎児の酸欠の大きな要因である
    と言えそうなんです。
    (勿論必要な医療介入を否定する訳ではありません)

    以上をまとめると、

    ★薬の投与など上記8つの行為 → 
     胎児の酸素欠乏 → 
     知的障害・身体障害児の増加★

    ということになりそうです。

    (お産)過度の医療介入が赤ちゃんの脳障害を生み出しているのではないか

    今回は、以前紹介した「病院出産が子どもをおかしくする」
    という本などを参考として、
    お産にまつわる赤ちゃんの脳障害について調べてみました。

    産婦人科は医者の中で一番訴訟率が高い科だそうですが、
    訴訟率が増えるにつれ医療介入率が高くなる傾向にあるようです。

    韓国ではなんと約40%が帝王切開だそうで、
    訴訟を防ぐ防衛診療の意味で行う傾向があるということです。
    ちなみに、日本の帝王切開率は25%程度だったと記憶しています。

    では産科でどういった訴訟が多いのかというと、
    脳性麻痺だそうです。

    ・脳性麻痺の原因第一位は、出生児損傷

    身体障害児の4分の1は脳性麻痺で、
    脳性麻痺の原因第一位は、出生児損傷によるものだそうです。

    また、無痛分娩などに使われる麻酔も、自閉症やADHDの原因になっているようです。

    ・全身麻酔分娩をしたら、
    麻酔を使わない場合より2倍も自閉症の子供が増えた

    これらは病院出産に特に多い措置ですが、
    アメリカでは病院出産が50%を越えた1920年代と符合するように、
    30年代に多動性障害が報告され、40年代に自閉症の症例が発表されました。

    ・無痛分娩はADHDのリスクを高める

    学習障害(LD)、多動性障害(ADHD)は、
    分娩児に医者が引き起こした胎児への酸素欠乏に起因しているそうで、
    局部麻酔で頻度が高いようです。

    無痛分娩で代表的な方法である、
    硬膜外麻酔が多いイギリスやアメリカでは、
    ADHDの発生率が高いようです。

    事実、アメリカ:14%、イギリス:17%なのに、
    4分の3が助産師の立ち会いのみでの分娩するスウェーデンでは、
    たった:2%だそう!

    けどイギリス人の17%はADHDなの~?
    ある年齢層に限った話でしょうが、怖い話ですね。


    これらのことをまとめると、

    ★過度な医療介入により、赤ちゃんの脳性麻痺や知的障害が増えた★

    と言えないでしょうか?

    もちろん必要な医療行為を否定するわけではありません。


    では、なぜ医療介入が赤ちゃんの後遺症を引き起こすのでしょう?
    それは次回までのお楽しみということで~

    (お産、子育て)病院出産が子どもをおかしくする 奥村紀一著のレビュー紹介

    レビューを書きましたので紹介します。

    ご無沙汰の日記です。
    長期休暇を取っていたのと、体調がすぐれないので
    暫く日記をお休みしてました。

    ただ読書は相変わらずたくさんしていまして、
    書きたいネタや紹介したい本がたくさんあります。

    この本も書ききれないくらい大変面白い事が書かれていますので、
    後日詳細を紹介したいと思っています。

    病院出産が子どもをおかしくする (新書y 187)
    http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=305406&id=979499

    (お産)お産の素晴らしさを理屈抜きに堪能できる映画 - プルミエール 私たちの出産 感想記

    プルミエール 私たちの出産を見てきました!
    私を除くと、男一人で来ている人は私だけだったと思いますが、
    勇気を持って行って良かったです!

    お産を控えている人は是非お勧めします!
    感想記はこちらです。

    プルミエール 私たちの出産
    http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=305406&id=1021205

    (お産)出産の感動ドキュメンタリー映画:プルミエール 私たちの出産 9月6日(土)新百合ヶ丘で上映開始!

    本日は話がそれるのですが、出産についての映画をご紹介します。

    プルミエール 私たちの出産 
    公式サイト:http://premiere-movie.com/

    自然分娩をしてお子さんがむちゃくちゃかわいくて幸せ!というある方が、
    この映画をお勧めしてくれました。
    吉村正先生もご推薦らしいので、たぶんいい映画だと思います。

    一つの命が誕生するまでの知られざる困難とたくさんの感動を秘めた、
    キラキラと輝く愛にあふれた作品だそうです。

    見に行きたかったけど、
    しかし当時は近くでやってなかったから見れなかったのです。

    しか~し、やっと川崎(新百合ヶ丘)のアルテリオ映像館で上映開始だ~!
    9月6日(土)から、19日(金)までです。

    アルテリオ映像館HP
    http://kawasaki-ac.jp/cinema/0809/08.html
    この機に絶対見るぞ~ 

    もし出産に興味があったり、出産予定の方は、
    是非見に行ってください!

    フランスでは大絶賛されたそうで、本も日本語版があります。

    プルミエール 私たちの出産(書籍)
    http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB-%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%87%BA%E7%94%A3-%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%82%A4/dp/4270003324/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1220451512&sr=1-1

    私も今度図書館で借りて読んでみようと思います。

    私は初日の6日にアルテリオ映像館に見に行ってきます!

    皆さんも是非見に行って、感想などお聞かせください!

    セックス・アンド・ザ・シティを見るのはお預けだ~あせあせ(飛び散る汗)

    (お産)帝王切開など、手術による介入の是非 - 多くの産婦人科のお産の問題点その3

    昨日、一昨日からの続きで、今のお産の問題について考えています。

    ●多くの産婦人科のお産の問題点その3:不必要な帝王切開など、手術による介入●

    一般の産婦人科では、帝王切開率は20~25%もあるそうです。
    今日は帝王切開などの手術による介入について調べました。

    まずお断りしますが、私は医療の介入を全面的に否定するつもりはありません。
    ただ、医師や妊婦、産科医不足などの複合的な状況のため、
    不必要に医療介入が行われてないかというのが私の問題意識であり、
    結果的にリスクを避けるために帝王切開をすることは当然のことだと思います。

    あくまでリスクもないのに不必要な医療介入があるならば、
    なんとかそれを避ける方法がないかということを考えたいと思います。

    <帝王切開の問題点>

     (母体への悪影響)

    ・次回のお産の際に前置胎盤のリスクが高まる。

    ・母体に傷が付き、麻酔を打たれているので、
     出産直後に母親が赤ちゃんを抱くことができないことがある。

     私はこれこそが帝王切開の最も問題な点だと思います。
     産まれた直後に赤ちゃんを抱いて五感で感じる時に、
     赤ちゃんへの愛情が本能的に溢れるように出てくるそうです。
     帝王切開は母子の絆を作る最も大切な機会を奪うことになります。

     (赤ちゃんへの影響)
     産道をくぐりぬけることはちゃんとした意味があるそうです。

    ・きつい産道を通り抜けることで、
     肺に溜まった羊水が絞り出され、呼吸をしやすくなる。
     帝王切開の場合それがないので、呼吸が乱れやすくなる。

    ・きつい産道を通り抜けることで、
     赤ちゃんの頭蓋骨がぴったり結合することができます。

    ・帝王切開で出された赤ちゃんは、呼吸が速かったり、
     顔色が青白かったりして問題を抱えることが多いそうです。


    ではなぜ薬や手術による介入をしたがるのでしょう?

    <なぜ医者は薬や手術による介入をしたがるのか>

    ・経済的理由
     手術や薬の投与はお金が儲かります。
     これは産婦人科に限った話ではなく、
     ただの風邪にわんさか薬を出す内科なども同じ事かも。

    ・リスクが低い
     健常者の手術なので病人に対する手術よりずっとリスクが少ない。

    ・時間的な都合
     休日や夜間のお産を避け、医者の都合に合わせて
     お産の時間をコントロールするため。
     産婦人科のお医者さんは激務であるため、
     自然分娩のようにいつ産まれるか分からないお産に
     付き合えないという事情もあるのでしょう。

    ・訴訟リスクを低めるため
     薬や手術による介入をするのは、
     問題が起ったとき、医者は何も対処してなかったではないか!
     と患者に訴えられかねないから、
     少しでもリスクがあると薬や手術を使い、
     対処した証拠を残そうという 保身の気持ちが働く。

     実際、産婦人科の訴訟率は他の科よりずっと多いそうです。

    これは大野明子先生の本にも書いているのですが、
    現代の医療の問題は、はっきりと誰が悪いとは言えないそうです。

    医者の側から見ると、営利目的の仕事だからお金儲けしたいし、
    患者に文句言われないよう、予め医療介入した方がいいし、
    ただでさえ産科医不足で激務なので、
    お産を効率よくこなしていく必要もあるでしょう。
    そのため、医療介入は必要悪だと言われても仕方ないくらい、
    産科医の置かれている現実は厳しいものがあります。

    患者の側からすると、出産はある意味命がけですから、
    できるだけリスクを取りたくないというのは当然です。
    また、医者の勧める医療介入に対して反対することは難しいでしょう。

    私は、薬や手術をしないで安くお産をした医者が
    安くあがった分だけ儲かるような医療システムに
    変えないといけないような気がしてます。

    結局帝王切開が多くなる原因は、医者にも患者にも、
    そして医療システムにもあるということですね。
    難しい問題です。

    自然分娩は医者にとっては、儲からないし、時間がかかるし、
    おっかないし、激務になるし、いいことないんです。

    そんな中で自然分娩を目指しているお医者さんは
    素晴らしい志だと思います。

    (お産)お産の薬による介入 - 現代の産婦人科での典型的なお産 その2 

    昨日に引き続き、多くの産婦人科によくあるお産の問題について考えます。

    ●多くの産婦人科のお産の問題点その2:薬による介入●

    薬や手術による介入が、
    母体や赤ちゃんにどういう影響を与えるかをまとめてみたいと思います。

    <微弱陣痛>

     (微弱陣痛の原因)
    ・昨日の日記の通り、心配したり情緒不安定だったりして、
     母体が恐怖や危険を感じると
     すぐにお産をしないよう、微弱陣痛になるそうです。

    ・流産を気にするあまり運動をしなかったりして母体に体力がない場合

    ・高齢出産の場合も微弱陣痛になりやすいという話ですが、
     加齢による体力の衰えが原因であって、
     体力が十分あれば問題ないんではないではないか、
     と私は感じてますがよく分かりません。

    ・狭骨盤などで、骨盤に対して赤ちゃんの頭が大きい場合。
     吉村先生によると、赤ちゃんが狭い産道に合わせて頭の形を細長くするまで、
     微弱陣痛が続くだけで、全く問題はないそうです。

     (普通の産婦人科でよくある微弱陣痛の対応)

    ・微弱陣痛が続くときは陣痛促進剤(その正体は女性ホルモン)
     により人工的に強い陣痛を起こします。


     (陣痛促進剤投与の影響)

     →お産を遅らせようとして微弱陣痛になっているのに、
     女性ホルモンを投与して無理に陣痛を起こすので、
     産道が破裂するか赤ちゃんが圧迫して危険になります。

     →そこで帝王切開に切り替えたり、吸引器や鉗子(かんし)吸引して
     強引に赤ちゃんを取り出すこともよくあります。
     
     →そうすると、赤ちゃんの頭や顔が傷つく恐れもありますし、
     形がゆがむ原因にもなります。
     吉村先生は、吸引や鉗子で出てきた赤ちゃんは人相が悪いと言っています。
     無理な力がかかっているのですから当然でしょうね~

     (吸引器や鉗子(かんし)吸引の赤ちゃんに与える影響)

     赤ちゃんが極度に緊張し、全身で警戒します。

     →神経質で、育てにくい赤ちゃんになりやすいそうです。


    <その他の異常分娩>

    ・また、産道が全開して2時間以内にお産をしないと異常分娩とされ、
     何らかの医学的処置をするそうです。

    ・破水して48時間以内に分娩しないと、帝王切開したり陣痛促進剤を使います。
     また産婦に抗生物質を投与します。

     吉村先生は、この2時間や48時間に全く根拠はないと言い切っています。

    以上のように、吉村先生は、微弱陣痛や異常分娩も、
    母体と赤ちゃんの都合によってそうなっているのに、
    陣痛促進剤を投与したりして、勝手に決めた時間内に無理に産もうとするため、
    返って無理なお産となりやすく危険と言っています。

    しかし、吉村先生の病院では、陣痛促進剤や抗生物質の投与なしでも
    問題なく出産できているのだそうです。

    今の医療のあり方は、かなり矛盾がありそうですね。
    さらにこの話は続きます!

    (お産)現代の産婦人科での典型的なお産 その1 恐怖を煽るお産

    教育の事を考えるうちに、お産のあり方に強い興味を持つようになりました。
    お産のあり方が、子育てに大きく影響していると感じたからです。

    今日は吉村正先生の「幸せなお産」が日本を変える
    という本を参考に、まず現代の典型的なお産の有り様を考えます。

    ただ、私は素人ですので、実際に産む場合はご自身で調べてくださいね。

    ぶっちゃけ結論から言いますが、吉村先生がこの本で言いたいことは、

    ★人工的なお産が母子関係を破壊する★

    ということです。

    私は母子にリスクがなければ絶対自然分娩がいいと思っているんですが、
    実際に産む立場の女性からすれば、安全がなにより重要なのは理解できます。
    だからこそ、大学病院で産もうとする人も多いと聞きます。

    しかし、自然分娩はそんなにリスクがあるのか、
    また予防的な処置でリスクを減らせないのか、
    そんなことを考えています。

    長い話ですので、まず典型的な産婦人科でのお産の問題点を少しずつ調べました。


    ●多くの産婦人科のお産の問題点その1: 妊婦に恐怖を煽る●

    ・分娩台に乗せられ、体を固定される

    ・手術室のような分娩室で妊婦は煌々と明るく照らされる

    ・そばに手術着を着た医師が恐ろしげなメスや器具を持ってそばにいることもある。

    ・妊婦のお腹に電極やコードを付けられ、
     医師は分娩監視装置にて別の部屋からモニター監視
     →妊婦は自由に動けず、仰向けの姿勢は痛みを和らげにくい。

    このような状態では、妊婦は恐怖でいられないのではないでしょうか?
    とてもリラックスできる環境ではないと思います。


    このように恐怖を感じた状態では、本能的に産まれにくくなるんだそうです。

    (草食動物の場合でも、敵に狙われている時は本能的にお産をせずに逃げ、
    安全確認し安心してからお産するのと同じです。)

    本能的にお産をしないように陣痛を弱めるよう体が反応していることろを、
    無理にお産させようとするために、
    母体の大切な所を切ったり、薬を投与したりして医療介入することになります。

    そうすると、血まみれの赤ちゃんが生まれるわ、女性は怖くて痛くて、
    お産は二度とごめんだと思うことになるそうです。

    こうなると母親も赤ちゃんがうとましくなるし、
    赤ちゃんも神経質でびくびくした育てにくい子供になりがちだそうです。


    安全が第一なのは分かるけど、
    このようなお産のあり方で本当に母子共に幸せになるのでしょうか?

    次回は他の問題点について考えていきます!

    本当はお産とは女性の聖域です。
    それを偉そうに男性が日記に書いていることは、どうかご容赦くださいm(_ _)m

    (お産)産科医離れを引き起こした大野病院事件 その2 安全なお産とは結局自然なお産

    癒着胎盤で帝王切開手術を受けた女性が死亡した
    大野病院事件の無罪判決が一昨日ありました。

    その1からの続きです。
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=908480016&owner_id=305406

    前回は背景を書きましたので、
    今回はこの事件の意味を考えてみたいと思います。

    ●他の医療事件と比べて対照的な周りの反応●

    これまでの医療ミスの事件では、結論が出る前から
    事件を起こした医者を解雇したり、医道審議会で処分したりしましたが、
    今回は産科や麻酔科の先生も、
    この逮捕は不当であるという意見でしたし、
    抗議声明が出たり、800人近い医師からの賛同署名があったりしました。


    ●手術の医学的な解釈●

    私は医学は素人ですので、
    ファンになってしまった大野明子先生著の
    「いのちを産む」という本
    に書かれてある見解などを参考にします。

    <前置胎盤と癒着胎盤>

    今回の患者さんは前置胎盤でしかも癒着胎盤でした。
    癒着胎盤とは、胎盤が政治家と癒着しているという
    社会の病巣のことではありません。

    前置胎盤と癒着胎盤の違いと頻度はこうなるようです。

    前置胎盤: 胎盤が内子宮口の一部以上を塞いでいる状態
      陣痛が始まれば大出血するため、必ず帝王切開する。
      頻度:帝王切開の経験なし:0.26%
         帝王切開の経験あり:0.65%
         20歳代:0.3% 35歳以上:1%、40歳以上:2%

    癒着胎盤: 胎盤が子宮にくっついて自然に剥がれない状態
      医療措置をしないと、剥がす時に大出血して母体死亡となる。
      頻度:帝王切開の経験なし:0.26%のうち5%
         帝王切開の経験あり:0.65%のうち10-25%

    過去に帝王切開や人工中絶、流産手術をした人や
    高齢出産であるほどリスクが高いそうです。

    前置胎盤の原因はよく分かってないようですが、
    手術をしたりすることはもちろん、
    不摂生や運動不足、化学物質による撹乱などが遠因である気がしてなりません。

    今回の患者さんも、第一子が帝王切開で、第二子目の妊娠だったそうです。

    <専門医による医学的見解>

    前置胎盤であることは予め分かっても、
    術前に癒着胎盤であると診断することはとても難しいそうです。

    確かに産科医が一人しかいない病院で、
    前置胎盤の妊婦は通常の帝王切開よりリスクが高いので、
    複数の専門医がいる大学病院などで手術する方が無難ではあるのでしょう。

    しかし産科医不足が限界に近い状態では、
    この例では医師に明らかな過失があった訳ではないとするのが
    医師によるほぼ一致した見解のようです。

    ●法律の解釈(業務上過失致死傷)について●

    私も法律に詳しくはないですが、
    刑法では基本的に罪を犯す意志のない過失は罰しないのですが、
    例外として、結果が予見できたのに回避しなかった場合は、
    有罪とするというのが、業務上過失致死傷だそうです。

    しかし死亡するリスクのある手術を行う医者に対して、
    結果的に死んだら、結果は予見できたではないかと
    業務上過失致死を適用してその医師を有罪にするのは、
    慎重にすべきではないかと思います。

    もちろん明らかな医療ミスに対しては
    厳しく対応することも当然でしょう。

    ●なぜ逮捕までする必要があったのか?●

    この医師の場合、逮捕されてマスコミで大きな話題となりましたし、
    勾留中に我が子が産まれ、出産に立ち会うこともできませんでした。

    逮捕するというのは、ちょっと酷すぎないか?と私は思うんですが、
    どうも証拠隠滅や逃亡の恐れがあると、逮捕するそうですね。

    しかし事故後も約一年黙々と病院で働いていたし、
    その間に医療事故調査委員会が調査していたわけです。

    それでちょうど奥さんの出産を迎える時に、
    よくタイミング良く逮捕したな~と思います。
    これは故意に嫌がらせの意味があったんじゃないかと
    疑ってしまいます。

    ●この事件の社会的影響●

    医師不足が深刻でで万全の手術が難しい状況で、
    明らかな医療ミスがないのに医者が逮捕されるようなら、
    どんな医者も手術はしなくなるのではないでしょうか?

    そうなると、手術により命が助かる可能性がある場合でも、
    患者は助からなくなってしまいます。

    今回のような癒着胎盤は、手術をしなければまず母子共に死亡しますし、
    手術をしても死亡の危険性が高いものです。

    この事件は結局医師は無罪となりましたが、
    逮捕されたという事実がきっかけで、
    お産の取り扱いを休止する病院が相次いだそうです。

    今後、手術をしてくれる産科医すらいなくなって、
    手術ができずに癒着胎盤で死亡するような悲劇が起こらないよう、
    激務に耐えて頑張っていただいている医師たちに対して、
    これ以上警察や司法が追い打ちをかけないよう
    十分な配慮が必要だと感じました。

    ●結局自然なお産の方が安全●

    しかしながら思ったのは、
    不必要に帝王切開したり医療介入することなく、
    問題ない場合は自然なお産にする方が
    結局安全なんだということです。

    自然なお産を実践している吉村正先生の本によると、
    お産のリスクは十分な運動と肥満を防止することなどで、
    99%防げるということです。

    吉村先生や、大野先生のような方が
    もっと増えたらいいな~と思いました。

    (お産)産科医離れを引き起こした大野病院事件 昨日無罪判決 その1 事件の背景

    癒着胎盤で帝王切開手術を受けた女性が死亡した
    大野病院事件の判決が昨日ありました。

    これはお産をしようとする人にとって
    とても重要な意味を持つものです。

    というのも、2004年にこの事件が発生し、
    産科医が逮捕される2006年にかけて、
    この事件の影響で多くの産科医が現場を離れ、
    産科医不足が急速に進行してしまったからです。

    大野明子先生著の「いのちを産む」という本と、
    インターネットから情報を入手し、いろんなことが分かりましたので紹介します。

    ●大野病院事件の概要●

    福島県大熊町の県立大野病院で、
    2004年に帝王切開手術を受けた女性(当時29歳)が、
    大量出血のため死亡した事件です。

    この事件により、2006年2月、加藤医師は逮捕され、
    21日間勾留され、3月10日起訴、その数日後保釈となりました。

    2007年1月から公判が始まり、昨日無罪の判決が下りたのです。


    ●この事件の背景●

    この事件の頃は、ちょうど医療ミスによる事件が頻発し、
    医療不信が社会問題化していました。

    2人の患者を取り違えて手術したり、
    誤って主婦に消毒液を点滴して死亡させ、
    ミスを隠そうとした事件などが世間を騒がせていました。

    このような事件を医療ミスであると患者が立証しようとしても、
    証拠のほとんどを医師が持っているため、
    医師に公正な情報開示をさせないと
    患者は泣き寝入りするしかないという問題がありました。

    ●患者(原告)の立場からの主張●

    この事件により患者は死亡しました。
    この判決がどうであれ、患者のご家族にとっては
    大変悲しい事件であることに変わりはありません。

    そして、原告が、なぜ事故が起きたのか、なぜ防げなかったのか
    知りたい気持ちがあるのは当然ですし、
    そして折しも医療不信が社会問題化している中、
    患者が医療ミスで死んだのではないかと疑うのは、
    自然な成り行きだと思います。

    そのような事態に直面したとき、
    専門的知識もなく、実態を把握できない患者としては、
    訴訟という手段に頼るしかないのかもしれません。

    ●医師(被告)が事件後に直面した事実●

    次に今度は医師の側から、この事件の背景とその後を調べました。

    この医師は福島県立医大の産婦人科医局に所属し、
    大野病院に派遣され勤務していました。

    この病院の産婦人科医は彼一人でした。

    医師は24時間オンコール体制で、
    年間約200件の分娩をほぼ彼一人でこなしていました。

    医師が逮捕されたとき、彼の妻はちょうど妊娠中で予定日も間近でした。
    そして彼が獄中の時に出産となったそうです。
    つまり彼は初産に立ち会うことができませんでした。

    事件後福島県の医療事故調査委員会が調査し、
    彼は減給処分を受けました。

    逮捕される時、彼は手錠をかけられ、
    捜査官に挟まれて警察の車に乗る場面を
    福島ではマスコミが連日報道しました。

    医師は、勾留中検察官の取り調べの中で、
    「あなたは殺人者だ」と言われたそうです。

    もしこの医師が無罪であったなら、
    この医師に対するこのような対応は正当だったのでしょうか?


    以上、患者と医師の両面からこの事件の背景を見てきましたが、
    次回はさらにこの事件の
    社会的、医学的、法的な検討をしてみたいと思います。

    http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=583317&media_id=4
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